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用語辞典

  • いのちのひ 【命の灯】

    • ①生きている者の胸に点る灯。ふつうの人には見えない。
    • ②通常はあたたかい橙色をしているが、憎悪や絶望などで魂が穢れると、その灯は青く変化する。
  • うしろ 【うしろ/宇城/後ろ】

    • ①この作品のタイトル。
    • ②死神・宇城霊一郎のこと。
    • ③あなたの背後。そこには、ふつうの人には見えない者が存在していることがある。
  • かーど 【カード/card】

    • ①トランプ、かるた。またはそのような形に切った厚紙状のもの。
    • ②宇城が携帯する特別なカード。戦闘時などは、そこに描かれたものが具現化し、武器や道具となる。捕獲した魂を封じる際にも使用される。
  • かれだま 【涸れ魂】

    • ①殺人や自殺、憎悪や絶望によって穢れ(気涸れ)た魂。
    • ②命の灯が青く変化した状態。これを「魂涸れ(たまがれ)」と呼び、死神たちが優先的に「狩る」対象となる。
  • けがれ 【穢れ/気涸れ】

    • ①きたないこと。
    • ②人間が、世の摂理に反したこと(殺人・自殺など)をしようとして、魂が汚れるさま。
  • けんぞく 【眷属】

    • ①従者・家来・下僕の意。
    • ②死神と契約を結び、その配下の者として付き従う存在。主人である死神同様、命の灯を見ることができ、死神の仕事(魂の捕獲)を手助けする。多くはその能力に応じた武器を与えられ、ときに死神の盾となって闘う。
  • ごりごりくん 【ゴリゴリ君】

    • 国民的アイスキャンディ。ときどき挑戦的なフレーバーを発表してファンを騒然とさせる。なお七名子のお気に入りは、ナポリタン味と神戸牛肉コロッケ味。
  • しにがみ 【死神】

    • ①死者の魂を狩る者。
    • ②死にゆく者の命と引き換えに、願いをひとつ叶える能力をもつ。
    • ③宇城以外にも数多くの死神が日々活動しているが、必要に迫られなければ共闘しないため、横の繫がりは薄い。
  • たくしゃか 【タクシャカ/Taksaka】

    • 宇城の眷属。金の眼をもつ緋色の大蛇(オス)。普段は宇城の首に巻きついて、赤いマフラーに姿を変えている。魂をカード化する能力をもち、人語を操る。主人と異なり饒舌で、七名子に助言を与えることも。最近、タブレット端末を舌で操ることを覚えた。文字入力をマスターし、ネット参戦しているという噂もある。
  • ちがえしがくえん 【道反学園】

    • 七名子たちの通う学校。中高一貫の私立進学校で、敷地裏の道反山が校名の由来。この山には古い祠があったが、校舎改築時に所在が不明となった。近隣の夜見学園と合併し、春以降、同校の名称は消滅する。
  • ときかがみ 【トキカガミ/時何伽見】

    • 宇城の道具。時の記憶を映し出す鏡。細かな彫刻の施された、艶のない黒木の縁どりのある楕円形の鏡。宇城曰く「魂二十万個」の価値があるらしいが、真偽は不明。
  • ときかめら 【トキカメラ/時蝸目螺】

    • 宇城の道具。過去を映し出す蝸牛(カタツムリ)。時何伽見とは異なりそれ単体では機能しないため、貼りつけて映像を映すもの(テレビなど)が必要となる。
  • ななふしぎ 【七不思議】

    • 夜見(道反)学園新校舎にまつわる噂。一階吹き抜けの石像の目が開く、眼帯の美少女の幽霊が現れる、音楽室のベートーベンの…(詳細不明)と、実際はまだ七つ揃ってはいない模様。
  • にんげんかい 【人間界】

    • ①この世。
    • ②人間たちの住む場所。
  • ひょうい 【憑依】

    • ①霊などが乗り移ること。
    • ②死神の能力のひとつ。対象者に取り憑くことで、その者を支配して動かすことができる。
    • ③魔族の能力のひとつ。死神のような一時的な憑依ではなく、自らの分身として長期間その肉体を操る場合が多い。
  • ふぉーむ 【フォーム/form】

    • ①形・形式・形態の意。
    • ②人間の邪悪な心が具現化したもの。
    • ③魔界の魔物(精神体)。悪しき欲望を宿した人間を好み、宿主に取り憑くと、その欲望の形に合わせて能力を発揮する。
  • まかい 【魔界】

    • ①魔物たちの世界。
    • ②フォームは本来、ここに属する存在。
  • まことはなし 【マコトハナシ/真言華使】 

    • 宇城の道具。甘い香りのする黒い花弁をもつ花。マイクのように相手に向けて使う。この花の香りを嗅ぐと真実しか話せなくなる。
  • まぞく 【魔族】

    • 魔界の高位的存在。フォームなど下位の魔物を操ることができる。知能や能力が高く、死神とは敵対関係にある。最高位に魔王がいるとされる。
    • まどわしかぎ 【マドワシカギ/眩惑可擬】

      • 宇城の道具。金色の万能鍵。どのような形状の鍵にも変じて、容易に解錠することができる。
    • まほろばし 【まほろば市】

      • 七名子たちの住む市。市内には「まほろば」の名を冠する会社も多く、七名子の父が勤務する「まほろば生命」も同市内に本社を置いている。
    • みにっつぬーどる 【ミニッツヌードル】

      • 七名子が偏愛するカップ麵。トムヤムクン味、ハンガリアン・グヤーシュ味、徳島すだち阿波尾鶏味、栗ぜんざい味など、挑戦的な商品展開が一部マニアの熱狂的な支持を得る。時計針のヒゲをもつ「ミニッツくん」という赤いネズミのマスコットがある。
    • むしろかさ 【ムシロカサ/無姿露傘】

      • 宇城の道具。透明な傘。これをさしていると、ほかの人間や監視カメラにすら感知されない。
    • めいがっそう 【メイガッソウ/冥月爪】

      • 宇城の武器。自在に変化する三日月状の投擲刃。チャクラムとも。
    • めのはきめぬ 【メノハキメヌ】

      • ①「自殺」のアナグラム。
      • ②自殺希望者の交流サークル。同名の闇サイトがあり、本格的かつ積極的な自殺支援を行っていた。
  • よみがくえん 【夜見学園】

    • 中高一貫の私立校。吸収合併した道反学園の敷地を拡張し、新校舎を建築した。潤沢な資金がある様子。
  • りれきちょう 【リレキチョウ/履歴鳥】

    • 宇城の道具。鶴に似た黒い大きな鳥。翼を広げた内側のみ青白く、そこに調べたい人物の詳細なデータが映し出される。
  • りんぐうつせ 【リングウツセ/輪具現身】

    • 宇城の道具。黒い石のはまった指輪。つけた者の姿を、ほかの者の姿に変えることができる。
  • りんねのわ 【輪迴の輪】

    • ①死んだ者が戻り、再び生み出されるサイクル。すべての生命の循環のこと。
    • ②殺人・自殺などで穢れた魂は、この循環の輪に戻れないため、死神が回収し、霊界で清浄化して輪に戻す。
  • れいかい 【霊界】

    • ①あの世。
    • ②死神たちの属する世界。